2018年3月2日に、東京・目黒区で、5歳の女の子に十分な食事を与えず死亡させたなどとして両親が逮捕された事件。今回の記事では、僕が好きなラッパー般若がこの事件を元に4年の歳月をかけて曲をリリースしたことをきっかけに、子どもの虐待について感じたこと考えたことを共有したいと思います。
【1】ノートに残された女の子の思い
”ママ もうパパとママにいわれなくても
しっかりとじぶんから きょうよりかもっと あしたはできるようにするからもうおねがいゆるして ゆるしてください おねがいします
ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして
きのうぜんぜんできなかったことこれまでまいにちやってきたことをなおす
これまでどんだけあほみたいにあそんだか
あそぶってあほみたいだからやめるもうぜったいぜったいやらないからね ぜったいやくそくします
もう あしたはぜったいやるんだぞとおもって
いっしょうけんめいやる やるぞ”
これは、2018年3月2日に、東京・目黒区で、5歳の女の子に十分な食事を与えず
死亡させたなどとして両親が逮捕された事件で、5歳の女の子が書き記したノートの一部です。
このノートを読んであなたはどう感じましたか?
【2】この事件を思い出したキッカケとは?
僕はこの事件のことをしっかりと忘れていましたが、というか、そのときに、ニュースとして目にしていたどうかも把握していません。
しかし、僕の好きなラッパーの一人である、般若が、この事件があった場所の
近所に住んでいて、それをきっかけに、曲を作成。リリースまでに、4年という歳月を要したことに、この曲をリリースするにあたって様々な思いや葛藤があったことを、自身のメディアでも発信しています。(https://natalie.mu/music/news/467733)
この事件では、父親が、「しつけ」という名目で、朝4時から明かりのない部屋で
5歳の娘に無理やり勉強させたり、無理な運動を強いたりしていたようです。
【3】この事件はテレビの向こうの話?
でも、この事件は、あの父親だから、あの両親だったから起きた事件ではなく、普通の家庭にも起こり得る事件だとも感じてます。
「なんで、同じことするだよ!!」
「なんで、言われたことちゃんとできないんだよ!」
「いいから、さっさとやれよ!」
なんて、ことを、日常的に、3児の父である僕は使ってしまっています。子どもが自分の思う通りに動かないことで、そこに腹を立て、怒りに任せて怒鳴ることもあります。
一歩間違えば・・・
そんな気持ちも実は僕自身の中にもあって、そんな自分への危機感から、この事件を、再度、振り返り、他人事には思えなくなりました。子どもたちへの虐待はあってはならない。子どもたちを傷つけることはあってはならない。そんなことは頭では理解していても、その理性が働かなくなるような状況に陥ってしまっているからこそ、”間違い”が起きてしまうとも思っています。
【4】子どもの虐待”間違い”が起きる理由は??
では、なぜ”間違えがおきるのでしょうか?
“僕自身が思う理由の一つが”余裕のなさ”だと思っています。仕事と家庭の両立がうまくいかず、心に余裕がない…産後、十分に睡眠時間を確保できず、身体に余裕がない…子どもが生まれ、お金がかかるのに、経済的な余裕がない…
そんな心理的、身体的、経済的な余裕がなくなることで、通常稼働できなくなってしまうように僕は思います。少なからず、自分自身も似たような経験をして、この”間違い”を起こしてはダメだと強く思っています。だからこそ、どうすれば、その【余裕】を作れるのか?ということも日々、真剣に考えています。
最後に:3児の父の想い・一番大切なものは?
3人の子どもがいる僕にとって、一番大切なものは、【家族】であり、【子どもたち】だと思っています。その大切なものをきちんと守れるように、僕ができることを今後も模索しながら、そして、自分がシェアできることは、できるだけ、多くの人に伝えていきたいと思っています。
■般若が立ち上げた「虐待のない世界をつくる」ために生まれたプロジェクト
【FOR CHILDREN PROJECT】(https://note.com/for_children_pjt/n/nae57490cdb8d)
■そのプロジェクトを作るきっかけとなった楽曲
https://youtu.be/aoNDIeBXFxU
熊本市北区武蔵ヶ丘で、夫婦で個人事業主として活動しているタラコウタロウ・タラマイです。
子育て世代を笑顔に!をコンセプトに、自分たちができることから挑戦しています!