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妊娠中に鍼灸治療は受けてよい?鍼灸で素敵なマタニティライフを送る秘訣

花笑さん
妊娠してとても幸せなのですが、頭痛があったり肩こりがあったり。。。今までは鍼灸院に通っていたのですが、妊娠中でも鍼灸治療って受けられるんですか?

妊娠すると、むくみやすくなったり、肩がこったり、悪阻(つわり)があったりと様々な不調が出てきます。妊婦は鍼灸治療を受けてもよいのか?という花笑さんの疑問に3人の子を持つ母でもある女性鍼灸師がお答えします。

【1】妊娠中に鍼灸治療は受けてもいいのか?

妊娠中に鍼灸治療は受けてもよいのか?答えは「YES」です。実際私も3人の子を持つ母なのですが、3人とも妊娠中から自分の身体に鍼やお灸をして、様々なマタニティトラブルを乗り切ってきました!妊娠中は自分だけではなくお腹の子の命を預かり育む大事な期間。いつも以上に自分のケアをすることをオススメします。

【2】こんな妊娠中のトラブルには鍼灸治療を

1.つわり(悪阻)

妊娠しているということが分かり、早い人では妊娠4週から5週で、何だか胃がムカムカする、気持ちが悪いといった悪阻(つわり)の症状を訴える方もいらっしゃいます。私自身も悪阻に苦しめられたのですが、この悪阻を緩和する方法が鍼灸です。悪阻を楽にするツボに鍼を刺したり、自律神経を整えるような施術をすることで、かなり悪阻の症状を抑える事が出来ました。3度の妊婦経験から編み出したつわり対策もありますのでこちらも参照ください

2.肩こりや腰痛

妊娠すると徐々に乳房やお腹が大きくなり、体の前面の重みが増します。するとお腹の重みを支える為に、首から背中にかけての筋肉(僧帽筋やその奥の菱形筋や脊柱起立筋など)が緊張して姿勢を維持することになり、肩こりや腰痛が出てきます。 また、妊娠中もお仕事を続けていらっしゃる方で、デスクワークを主な仕事とされている方は、肩こりが慢性的に続いているという状態になります。このような肩こりや腰痛に、鍼灸やマッサージは有効と考えます。
しかし、通常鍼灸やマッサージで良いとされているツボなどの中には、妊娠中は強い刺激を控えた方がよいツボもあるので、ご紹介します。

1.肩井

肩井は首を前に曲げたときに、首の付け根のでっぱる骨と肩先のちょうど真ん中にあります。
肩こりのツボとして有名なのですが、赤ちゃんを下げるというツボでもあると言われています。
しかし、実際に妊娠40週を過ぎて陣痛が来ないという妊婦さんにこのツボに鍼をしたという鍼灸師の先生がかなり刺激を入れたけれども、それから何日も生まれなかったとも言っていました。
肩井への“強い”ツボ押しについては、まだまだ研究が進んでいないので、妊婦さんへの知識がある鍼灸師と相談しながら、刺激量も調整してもらう必要がありますし、また心配であれば肩こりには別のアプローチ方法をしてもらうことをオススメします。

2.三陰交

三陰交は、内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところにあります。婦人科系の疾患には、とりあえず三陰交に施術を!というくらい有名なツボなのですが、マッサージなどによる強い刺激は早産を早める可能性があると言われています。
しかし、この三陰交にお灸を据えることにより、骨盤内の血流が高まり、赤ちゃんが心地の良い環境作りをすることが出来、安産を促すという効果も期待されます。
強い刺激は注意をしなければいけないのですが、健やかな妊娠生活には欠かせないツボでもあります。

 

最後に:妊娠中に安心して通える鍼灸院を探そう

この記事では、妊娠中に鍼灸治療を受けることは可能かどうかをお伝えしました。注意をすれば鍼灸治療により、辛いマタニティトラブルを緩和することは可能だと思います(自身の体験も踏まえて)
しかし、妊娠しているという普通の状態とは異なる状況で、新しい治療を受けることはとても不安だと思います。妊娠する前から、信頼出来る鍼灸院など身体のプロに身体をみてもらっておく事をオススメします。
マタニティライフが、鍼灸によってより楽しいものになりますように!

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