と思っているお父さんって、多いのではないでしょうか?僕自身も、そういう考えを持っていました。起業してから一層その思いは強くなり、しっかりとしないと!という気持ちでした。そうやって、働くことに対しての気概を持つことはもちろん大事です。何なら、働かない夫や父親よりも、しっかりと働く夫や父親の方がもちろんいいですよね。
この記事では、3児の父である僕が、既存の価値観と僕自身の価値観との違いについてお伝えしていきます。
【1】なぜ、”男は仕事、女は家事”という考えが根強いのか?
よく耳にしてきた、「男は仕事、女は家事」という考え方は、高度経済成長期において、生産力の高い男性にしっかりと働かせ、その分女性に家事や育児を担わせるといった、いわば国策的な動きによって、日本国民のライフスタイルに組み込まれたものであったようです。(参考図書:妻に言えない夫の本音 仕事と子育てをめぐる葛藤の正体 (朝日新書) 新書)
しかし、現在は高度経済成長期を終え、経済としては成熟期と言えるような社会状況になっており、時代背景は全く異なります。時代が異なるのにも関わらず、社会システムや会社内における勤務システムなどは、当時のままという難しい状況になっていることが一つの問題と言えます。
女性の社会進出を促進させようと言いながらも、多くの企業において、女性が経営層に入っているのは稀です。それこそ、閣僚人事においても同様のことが言えると思います。
国としては、表向きには女性の社会進出をさせたいため、経営層の数%には女性を含むように…と言った制度を作ったりしているのですが、現実的に、産休や育休を取れば、キャリアアップが望めない人事制度であったり、女性には産休や育休などを機に、一般職へ職掌を変更したりする企業が多いように思います。
と同時に、男性側においても、男性側が妻のサポートのために、育休を取ったり時短勤務などを申し出たり、転勤を断るなどの対応をとると、これまた一気にキャリアップのレールから振り落とされたりするという状況が残っています。
結局、時代が変わっても、高度経済成長期のまま、”男は仕事、女は家事”という考え方が、社会においては根強いことがわかります。
しかし、本当に、そう言った男女の枠組みで考える必要があるのでしょうか?
【2】男女という枠組みで考える必要があるのか?
男らしくしなさい、女らしくしなさい、といったことを、僕も小さい頃からよく聞かされていました。そのため、子どもにもそう言ったことを言ってしまうことが今でもあります。
しかし、男女というのは関係なくて、人としてどうなのか?っていう部分にフォーカスして子育てすればいいのではないかと今は思っています。男だろうが、女だろうが、人としてダメなものはダメ。良いことは良い。という感じで伝えることができれば問題ないように思います。
この基本的な考え方に立てば、仕事に関しても、家事・育児に関しても、男女差は関係はないと思います。仕事に関して言えば、「社会人として、どうなのか?」家事・育児に関して言えば、「配偶者として、親としてどうなのか?」ということなのかと思います。この見地に立つことにより、初めて、スタートラインに立てるように僕は思います。
例えば、僕たち夫婦は、僕が起業したことにより、僕の仕事の自由度が増しました。オフラインでの仕事をコントロールし、オンラインでできる仕事を作るということを考えながら仕事をしています。そうすることで、今までの働き方とは違う働き方ができています。
1日24時間の使い方を変えることで、これまでできていなかった家事・育児に関わる時間を増やすことができます。その結果、これまで仕事を我慢してもらっていた妻の仕事における生産性を向上させるということにも繋がりました。
このことは、妻が仕事を頑張りたい!自己実現をしたい!という思いを達成することにも繋がります。また、収入の面においても、僕の収入が少し減ったとしても、妻の収入分が増えることで、これまでと同等か、それ以上の収入を確保することにも繋がっています。
僕ら夫婦は、それぞれが資格を持ち、仕事を作ることができる立場であるということも大きいということは事実です。しかしながら、それ以上に重要なことは、男性が収入の柱にならなければならないという呪縛から解放されれば、どの夫婦でもトライすることはできると思うのです。
最後に:仕事も育児も家事も男女どっちもやれるように
今回、”男は仕事、女は家事”という価値観に対して、自分の考えを記載してきました。
僕自身実は、”男は仕事、女は家事”って考えは、昔から自分の中にはなかったんです。結婚して妻に、仕事辞めて、家庭に入って欲しい、なんて言ったことなく、仕事をするのに、男女差なんてないと思います。と同時に、家事や育児についても同じように男女差なんてないと思っています。
大事なことは、仕事も、家事も育児も、夫婦において、どちらかに依存しすぎず、どちらもやれるという準備・備えをしていくことだと思います。
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