元々運動をするのは好きだったけど、初めての出産だったし、実際産後っていつからどんな運動をしたら良いの？という方もいるのでは。この記事では３児の母が東洋医学的に産後の過ごし方や運動の考え方、そして実際にどのように運動を開始していったのかの実体験をお伝えしています。
【１】東洋医学的に産後とは？
東洋医学で、気（き）・血（けつ）・水（すい）がバランス良く充足していると、その人は元気で健康だという風に考えます。この考えをベースにして出産を考えると、赤ちゃんとは気（エネルギー）の塊と考え、その赤ちゃんを生み出す時にさらに気（エネルギー）を使い、赤ちゃんと一緒に胎盤や血液放出して、血も出ていく。つまり、出産とは、気と血を大量放出！気虚、血虚という状態になり、命の危険と考えます。
なので、東洋医学的な観点でまず産後のママに考えて欲しいのは休養です。休む、寝る。
産後いつから運動するのか？の解答の記事のくせに、まず考えて欲しいのは休養なのです。それくらい、出産とは凄いことなのです。
ちなみに、産後の気虚、血虚を少しでも和らげる方法は、まず寝ること。寝ることで血を補充します。そして、しっかりタンパク質と鉄を取ること。食べることで気を充足します。この２つをした上で、ちょっと元気が出てきたぞと思った方は、運動を始めてください。
【２】入院中のベッドでも運動したい方へ
とは言っても、何か出来ないの？入院中でも。という方もいると思います。１人目の時は、私自身も初めての赤ちゃんの世話で全く余裕がなく、授乳してオムツ替えて、赤ちゃんを寝かせて、すぐに自分自身も寝ないと！と思い、入院中はとにかくベットの上で寝るを最優先にしてたのですが（←これはこれで大事なこと）、２人目、３人目となると、赤ちゃんのお世話にも慣れ、新生児の赤ちゃんって、結構寝るよね、その時間以外案外暇だよね、何しよう？という考えになってきます。基本的に横になって身体を休めているのですが、何かをしたい！と思った私がしてたのは、各関節をストレッチしたり、曲げ伸ばししたりする運動でした。
特に足首の曲げ伸ばし運動はふくらはぎのむくみ予防にもなるので、つま先を遠くに伸ばしたり、つま先を上に上げたりを横になりながら繰り返していました。
【３】退院した後の運動の始め方
産後１ヶ月までは、入院中と同じようなストレッチをしながら、寝ながら出来る骨盤底筋の筋トレをしていました。お尻の穴をキュッとしめるようなイメージで骨盤底筋を持ち上げる運動。産後の尿もれにもオススメの運動なので、必死にやっていました。笑
産後の１ヶ月健診で、母体も元気ですねという医師の判断を頂き、徐々に動きのある動きも取り入れていきました。ヒップリフトやスクワットもこの時期、ちょっとずつやっていきました。が、腹筋運動は要注意です。産後は、腹直筋離開（お腹の真ん中にある腹直筋という筋肉の白線という物が左右に開いた状態）になりやすく、間違った腹筋運動を続けると、お腹が全く引き締まらず、ぽっこりお腹がいつまでも続くということになります。
【４】産後３ヶ月以降でジャザサイズに復帰
私は、１人目の産後にジャザサイズという音楽に合わせて身体を動かしたり筋トレをしたりというエクササイズに出会いました。２人目の妊娠中も３人目の妊娠中も臨月まで通っていたということもあり、２人目３人目の産後３ヶ月からジャザサイズに復帰しました。１時間しっかり動けるエクササイズで600キロカロリーも消費するようなエクササイズです。妊娠前も同じような強度で動いていたのであれば大丈夫なのですが、いきなりこの強度の運動をするのはオススメしません。苦笑
産後３ヶ月頃からウォーキングなどの全身運動を始め、それに慣れて来たら少し息が上がるような筋トレやダンスエクササイズも取り入れていくと良いと思います。
最後に：自分が心地よいペースで産後の運動を取り入れよう
産後の運動っていつからしたら良いのか分からないと思います。が、焦りは禁物です。早く元の身体に戻りたい！と焦って運動しても、産後の気虚・血虚の身体の状態だと、命に危険が及びます。まずは、休養。そして、徐々に自分が心地よいところを見つけながら運動を取り入れていってもらえたらと思います。
この記事を書いた３児の親で運営している子育てママのお悩み解決オンラインチャンネル：BOUBOUchannelでは、妊娠中に覚えていて欲しい呼吸法や産後の入院中から出来るエクササイズ、そして産後３ヶ月くらいで出来るエクササイズや骨盤底筋を鍛える運動も紹介中！
腹直筋離開を防ぐ腹筋の方法も動画で解説しているので、
ぜひ、気になる方は、ご覧ください。（↓こちらをクリック）
熊本市北区武蔵ヶ丘で、夫婦で個人事業主として活動しているタラコウタロウ・タラマイです。
子育て世代を笑顔に！をコンセプトに、自分たちができることから挑戦しています！
